
SpaciaNet Japanとアーネストワンは、アーネストワンの分譲戸建住宅「クレイドルガーデン」を活用した無人宿泊施設を東京都と千葉県にオープン。「暮らしを体験できる民泊」をコンセプトに、宿泊を通じて住宅購入を検討できる、販売と宿泊体験を融合した新しい取り組みだ。
東京都に「クレイドルガーデンステイ綾瀬」「クレイドルガーデンステイ江戸川」と「クレイドルガーデンステイ調布」2棟、千葉県に「クレイドルガーデンステイ鎌ケ谷」の計5棟を開業。予約は旅行予約サイト「Airbnb」から可能だ。
無人運営と投資を両立する施設

アーネストワンとSpaciaNetの連携図
本施設の運営にはSpaciaNet Japanが独自開発した、無人運営ソリューション「AirXpress EX」を導入。多言語対応のゲストサポート、オンラインチェックイン・スマートロック連携、清掃・リネン管理など、宿泊運営を自動化し、安定した無人運営を可能にした。また、投資用不動産としても販売を行うことで、「稼ぐ力を持った体験型分譲戸建民泊」として分譲戸建住宅の資産価値向上モデルを目指す。
不動産と観光の課題解決に貢献
このプロジェクトは、分譲戸建住宅の新たな販売促進モデルの確立、実際の暮らしを体験できる宿泊サービスによる購入意欲の向上、無人運営による効率的、かつ持続可能な宿泊ビジネスの実現といった効果が期待される。
日本政府が掲げる「2030年に訪日外国人旅行者数6,000万人」という目標に対し、宿泊業界では人手不足やホテル供給の限界といった課題を抱えている。こうした状況において、空き家や分譲住宅を「無人運営可能な民泊」として活用することは、不動産と観光双方の課題解決に貢献するという。
住まい選びと投資への新たな選択肢
飯田グループホールディングスの一員であるアーネストワンは、「マイホームを手に入れたいという夢を一人でも多くの人々に叶えてもらいたい」という企業理念に基づき、年間9,000棟以上(2014年3月期から2025年3月期)、累計17万1,661棟(2002年3月期から2025年3月期)の分譲戸建住宅の供給を行ってきた。
今回の取り組みでは、購入検討者にはより安心と充実した暮らしを、投資家には新たな不動産投資の選択肢を提供。民泊運営において、デジタル技術による無人運営や多言語対応に強みを持つSpaciaNet Japanとの協力で、地域の観光産業の発展や経済活性化への貢献も目指す。
アーネストワンの担当者は「不動産と観光の双方にて、お客様に満足していただける戸建住宅の提供に励んでまいりますので、多くの方にご利用いただけますと幸いです」と、コメントを寄せている。
不動産と観光をつなぐ新市場へ
今後は、対象エリアを全国へ拡大し、宿泊体験を通じた分譲戸建住宅購入の新たなスキームを確立。さらに「AirXpress」の機能強化によるDXを推進し、多言語対応や自動化を一層進化させ、労働力不足に対応していく。また、「暮らしを体験できる民泊」を全国へ拡大することで、不動産と観光をつなぐ新マーケットの創出を目指すとしている。
宿泊を通じて住まいを知るという新しい選択肢として、「暮らしを体験できる民泊」を活用してみてはいかがだろう。
■クレイドルガーデンステイ綾瀬
住所:東京都足立区綾瀬1-26-10
詳細:https://www.airbnb.jp/rooms/1513333136363822368
■クレイドルガーデンステイ江戸川
住所:東京都江戸川区上篠崎1-13-2
詳細:https://www.airbnb.jp/rooms/1512850449857986576
■クレイドルガーデンステイ調布Ⅰ、クレイドルガーデンステイ調布Ⅱ
住所:東京都調布市若葉町3-2-39
詳細:https://www.airbnb.jp/rooms/1513390504983235340
https://www.airbnb.jp/rooms/1513535063016407624
■クレイドルガーデンステイ鎌ケ谷
住所:千葉県鎌ヶ谷市中央2-5-32
詳細:https://www.airbnb.jp/rooms/1513360391116897022
アーネストワン公式HP:https://www.arnest1.co.jp
(Kanako Aida)